
パスカル・ル=ガック「ペッシュドヴィーニュ・キャラメル」を口に入れると、桃の圧倒的な芳香と味に驚きました。桃の缶詰よりも、フレッシュで高い香りがします。
ペッシュドヴィーニュとはフランス語で「ブドウ畑の桃」という意味で、実際、ブドウ畑に植えられている桃なのだそうです。
塩キャラメルの軽く塩味が効いたキャラメルの甘さを一瞬感じたかと思うと、たちまち桃の香りに口と鼻がおおわれてしまいます。
いったい、どうやって、こんな新鮮な香りをショコラに閉じ込めたのか、不思議です。
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フィリップ・ベルの「シトロン&コリアンドル」は、とても複雑な味わいでした。
シトロンはフランス語でレモン、コリアンドルはフランス語でコリアンダーのことです。
その名の通り、コリアンダー風味のアーモンドプラリネとレモン風味のガナッシュの二層のショコラ。
アーモンドプラリネはかなり濃厚にアーモンドの風味がしているのに、それに負けずにコリアンダーが香りました。そして、レモンの酸味が追いかけてきます。
一体になる味ではなく、コーラスのように、それぞれが主張しつつ、一緒にハーモニーを奏でていました。
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ベルナール・ロワゾーの「ユズカ」は「柚子の香り」の意味かしら? それとも「柚子とカシスの競演」という異味かしら?
カシスのペッパー入りガナッシュと柚子風味のミルクチョコレートガナッシュの二層。
ペッパー入りのガナッシュの比率が高く、まず感じるのはカシスの酸味。でもすぐに柚子の味わいも追いかけて来ます。
ペッパーは神経をとがらせて、よーく味わってみると…そう、あのペッパーをかじったときに感じる酸味として感じられましたが、ペッパーの鋭い辛さはあまりありませんでした。
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南仏のアンティーブ近くにある有名なリゾートホテル「オテル・デュ・キャップ・エデン・ロック」の「ポム・タタン」を食べました。
タタンと言えば、タルト・タタン。キャラメリゼしたリンゴをし敷い焼いたタルト。調べてみたら、タタンとはホテルの名前だったんですね。ロワールのタタン姉妹が経営するホテルの看板メニューがタルト・タタン。やがて、その味を味わいに来たマキシム・ド・パリにもそのメニューが加えられ、有名になっていったとか。
オテル・デュ・キャップ・エデン・ロックの「ポム・タタン」はシナモン風味のパートダマンドと青リンゴのミルクチョコレートガナッシュの二層。パートダマンドとはマジパンのこと。ニキニキした食感とシナモンの味わいが楽しめました。
青リンゴのミルクチョコレートガナッシュは、チョコレートに負けることなく、まさに青リンゴらしい、爽やかなリンゴの味があり、ショコラなのに、素朴な南仏菓子タルトタタンを食べている気分を味わえました。
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ユーゴ&ヴィクトールの「エクラ・ドゥ・ブラジル」ピーカンナッツのプラリネとヴァニラガナッシュの二層。
ピーカンナッツのプラリネの層は薄いのに、存在感はこちらが圧倒。ピーカンナッツの香ばしい香りが口に広がり、プラリネのシャリシャリした食感が楽しい。
名前は「ブラジルの輝き」という名前は、たぶんピーカンナッツとバニラがブラジルの名産品だから、材料から名づけられたのかな?
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