「インターナショナルチョコレートアワード」とは、2012年から始まった国際的なファイン・チョコレート(大量生産ではない丁寧に作られたチョコレート)のコンクールです。
「インターナショナルチョコレートアワード」は、まずイタリア、イギリス、アメリカ、ドイツ、スカンジナビア、ベルギーなど世界各地で開催され、その後、「インターナショナルチョコレートアワード ワールドファイナル」にて、各地域大会の受賞者を対象に審査が行われ、「International Chocolate Awards World Final Winners」が決定されます。
「インターナショナルチョコレートアワード」の審査および開催国
審査員はチョコレートの専門家をはじめ、食品ジャーナリストやブロガー、ソムリエ、シェフなど、さまざまな立場の人がいます。出品ブランド名などを伏せた「ブラインドテイスティング」で審査されます。
開催国は年々、増えています。
たとえば2016年は、カナダのトロントで「Canadian National Competition 2016 Winners」、ハンガリーの首都、ブタペストで「Eastern European Winners 2016」、オランダのアムステルダムで「European Bar Semi Final Competition 2016」、アメリカのニュージャージー州で「Americas and Asia Pacific Competition 2016」が開催れました。
「インターナショナルチョコレートアワード」の目的
「インターナショナルチョコレートアワード」は、優れたショコラティエやチョコレートの優秀さを認定することで、チョコレートのメーカーやチョコレートショップ、ショコラティエたちを支援していこうとするコンテストです。 チョコレート市場の成長、発展により、カカオ栽培の農家をも支援していこうとしています。
日本のBean to Bar(ビーントゥバー)チョコレートブランド「Minimal 」-Bean to Bar Chocolate-」
「インターナショナルチョコレートアワード」のカテゴリー
2016年時点では「Plain/origin bars(香料などを加えないシンプルな板チョコ)」部門、「Flavoured bars(香料などを用いた板チョコ)」部門、「Ganaches, palets, ganache pralines and truffles(ガナッシュ、パレット、ガナッシュプラリネ、トリュフ)」部門、「Nuts(ナッツ)」部門、「Caramels(キャラメル)」部門、「Others - fruit/sugar/butter/cream(その他、果物、砂糖、バター、クリーム)」部門、「Spreads(スプレッド)」でした。
各部門の下にはさらに細かく部門が用意されています。
「インターナショナルチョコレートアワード ワールドファイナル」で受賞した主な日本人ショコラティエ
人気チョコレートショップ「パティシエ エス コヤマ」オーナーシェフの小山 進氏は2013年の初出品から2016年まで4年連続で、多数の部門で金賞を受賞しています。
イタリアで活躍、イタリアチャンピオンとして活躍する「Piccola Pasticceria」の才村由美子さんは、2014年から2016年まで3年連続で金賞を受賞するなど、多数の部門で受賞しています。
パティシエとして名高い辻口博啓氏は、近年チョコレートでも活躍、「インターナショナルチョコレートアワード」も2015年、2016年と多数受賞しています。
カカオハンター兼クーベルチュリエである小方真弓さんのブランド「CACAO HUNTERS」も2015年、2016年と受賞しています。
日本のBean to Bar(ビーントゥバー)チョコレートブランド「Minimal」も2015年、2016年と受賞しています。
土屋公二氏の「ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ」も2016年ブロンズ賞を受賞しています。
「インターナショナルチョコレートアワード」公式サイト
インターナショナルチョコレートアワード(International Chocolate Awards World)公式サイトはこちらです。