ショコラ入門

サロン・デュ・ショコラおすすめチョコレートTOP３

もし、あなたがサロン・デュ・ショコラ初心者なら、買うべきチョコレートは以下の３つです。

なお、最近のサロン・デュ・ショコラin東京は、まず入場で行列。昨年は最大４時間待ち。しかも中に入った後、人気ショコラティエのショコラを買おうと思ったら、さらに３０分以上行列に並ぶ必要があります。
従って、サロン・デュ・ショコラのベテランは、ネットで買えるチョコレートは買ってしまい、サロン・デュ・ショコラ会場では、そこでしか買えないものや見てから選びたい商品だけを買います。

 

【三越伊勢丹】サロン・デュ・ショコラ 2024

１）セレクションボックス

まず買うべきはセレクションボックス。
セレクションボックスはいくつかありますが、入門者ならワールド チョコレート マスターズBOX以外の、世界のトップショコラティエのショコラが1粒ずつ入ったセレクションボックスを選びましょう。
毎年、サロン・デュ・ショコラのセレクションボックスは凝ったパッケージに入っています。

【三越伊勢丹】サロン・デュ・ショコラ 2024

 

２）ベルナシオンのタブレット

フィリップ・ベルナシオンは、ふだん日本では買えません。そして、毎年、買うための長い行列ができる人気ショコラティエ。そしてビーン トゥ バーの先駆けのひとり。
また最近やはり流行しているタブレット（板チョコ）も得意としていて、フィリップ・ベルナシオンのタブレットは一度は食べておくべき。
特にナッツが入ったタブレットは、高級チョコレート、ショコラに不慣れな入門者にもわかりやすくおいしく楽しめます。

※ビーン トゥ バー……カカオ豆の選定から完成品まで手掛けること。実はチョコレートは、原料チョコレートを購入して、それから作るのが一般的なため、一から作ることは特別扱いされています。ただ、最近は「ビーン トゥ バー」がかなり増えました。

ネットではサロン・デュ・ショコラのページの左上の検索窓に「ベルナシオン」と入力して検索すると出てきます。初期状態では「在庫あり」だけが検索対象のため、売り切れの場合は「該当する商品がありませんでした。」と出ます。
「オンラインストア取扱商品在庫」で「在庫なし含む」指定すると、オンラインでの売り切れ商品も確認できます。

【三越伊勢丹】サロン・デュ・ショコラ 2024

ジャン＝ポール・エヴァン

ジャン＝ポール・エヴァンはフランスのショコラティエの巨匠。多くのショコラティエが憧れる存在です。
伊勢丹に常時店を構えていて、日本では買いやすい点も、ベルナシオンとは逆におすすめ。
いくらおいしいショコラに出合っても、一年後のサロン・デュ・ショコラ、あるいは海外まで足を運ばなければ食べられないのはさみしいですよね。
せっかく気に入ったショコラティエがいたら、またちょくちょく食べて楽しみたいから……だから、出会っておきたいのがジャン＝ポール・エヴァン。

ショコラだけでなく、焼き菓子などもおいしいので、ショコラから、カリッとしたシリアルのビスキュイをビターチョコレートでコーティングペルルクラッカントゥまでいろいろ楽しめるセットは特におすすめ。

JEAN-PAUL HEVIN/ジャン＝ポール・エヴァン VT1024 モナムール パリ フォーエバー お菓子・チョコレート【三越伊勢丹/公式】

ジャン＝ポール・エヴァンの商品一覧は、サロン・デュ・ショコラのページの左上の検索窓に「ジャン＝ポール・エヴァン」と入力して検索すると出てきます。

【三越伊勢丹】サロン・デュ・ショコラ 2024

初出：2027.1.12　最終更新：2024.1.14

楠田枝里子が紹介する「マツコの知らないチョコレートの世界」

楠田枝里子さんと言えば、「チョコレート・ダイエット」や「チョコレートの奇跡」などの著書もある、ショコラ好き有名人。その楠田枝里子さんが「マツコの知らない世界」に登場して、チョコレートの世界を紹介しました。

ピエール・マルコリーニ

最初に紹介されたのが、ピエール・マルコリーニ。ベルギーの天才ショコラティエ
世界中のカカオ農園を飛び回り、カカオを仕入れて一から作るかた。
わたしの紹介記事では「ベルギーの若手」となっていますが、この記事を書いたのは2006年、10年前なので、当時は若手だったんですよね。

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ベルギー注目の若手、ピエール・マルコリーニ

登場したショコラはまず「ギモーブ ショコラ」。凄く薄いコーティングで、パニラビーンズを使用したマシュマロを包み込んでいます。

「パレ ファン」は抹茶のショコラ。抹茶チョコレート好きでない楠田さんが「抹茶ショコラの世界が変わった」と言うショコラ。抹茶を練り込んだホワイトチョコレートで黒ゴマをサンドしてあります。

マツコは「和菓子みたい」

「生チョコレート ガーナ スローロースト」。
低温焙煎だから、うまみ、香りに加えて、栄養価が失われにくいんだそうです。

この後、そう楠田枝里子さんが「チョコレートダイエット」という本で流行らせた高カカオチョコレートの魅力の話。
食物繊維がたっぷり。テオブロミンが脳を活発にして、カカオポリフェノールが酸化防止で、老化防止してくれるとか。

「マルコリーニセレクション」からは、「クール フランボワーズ」、「ピエールマルコリーニ クラン クリュ」

新装開店したピエール・マルコリーニの店で、食べていたエクレア キャラメルが美味しそうでした。

ピエール・マルコリーニのチョコレートのお取り寄せは
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■【高島屋】ピエール・マルコリーニ
■【東急百貨店】ピエール・マルコリーニ
■【西武・そこうのeデパート】ピエール・マルコリーニ

ジャン ポールエヴァン

物静かな思索家と紹介されていました。

いつもサロン・デュ・ショコラでは、ジャン　ポール　エヴァンのカフェが出ていて、サインを求める行列です。昨年、一緒に写真を撮っていただきました。

登場したのは、1月27日発売のカーヴ ア ショコラ 「ラ サンセリテ」。
ポール・エヴァンはいつも自宅に20種の胡椒を常備して使い分けているとか。胡椒好き。

上の段がカカオだけ、下の段が＋胡椒。

柑橘系の酸味を感じさせるペルー産カカオの「パブリノ」。
下の段はプラス ジャマイカ産胡椒「ホットパブリノ」。

右に、マダガスカル産カカオ、その下の段は＋インドネシア産胡椒。
次にブラジル産カカオ、その下の段は＋スリランカ産胡椒。

マツコの感想は「胡椒が入ったほうがまろやか」。

バレンタインボックス。
そして1/14発売の「ボワット ショコラ グラフィティ」。
マツコにすすめたのは、月が描かれた「リュヌ ドゥ ミエル」。
蕎麦の花の蜂蜜が入っていました。

「ボワット カレ マニエティック」
「サフィル」
ヘーゼルナッツ やアーモンドが入ったショコラと、３つの産地別のオレンジが入った「トロワ オランジュ」。

ジャン ポール・エヴァンのお取り寄せは
伊勢丹、三越それぞれの「バレンタインキャンペーン2016」特集の中のブランド一覧に、ジャン ポール・エヴァンがあります。
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■三越オンラインストア　TOP
■伊勢丹オンラインストア　TOP

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■【amazon】ジャン ポール・エヴァン
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■【Yahoo!ショッピング】ジャン ポール・エヴァン

パトリック ロジェ

スタッフが億順番を間違えたらしく、後で見せるはずだった「ショコラ・アソート カラー」を開けてしまい、マツコと楠田が奪い合う、ちょっとした一幕も。

スタッフがフランスから買い付けてきたショコラが登場。

パトリック・ロジェは「プラリネの魔術師」、「味の彫刻家」とも呼ばれているとのこと。

「ショコラ・アソート プラリネ」は、プラリネのショコラ。

グリーンが美しい「ショコラ アソート カラー」は中からとろけだす味にマツコが魅了されていました。グリーンレモンキャラメルとか言っていましたね。

最後にボンボン・ド・ショコラのアソート。

アラン・デュカス

天才三ツ星シェフが満を持して、ショコラを発表。

これまた、スタッフがフランスから買い付けてきたショコラが登場。
「プラリネ・ア・ランシエンヌ」。9種類のプラリネが入っていました。

ジャック・ジュナン

レストランからショコラティエへ転身したショコラティエです。

これまた、スタッフがフランスから買い付けてきたショコラが登場。

美しいラインが描かれたボンボン・ド・ショコラのアソート。

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■【高島屋】ジャック・ジュナン

土屋公二（ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ）

登場したのは受賞作品の入った「スペシャリテ」。
マツコに食べさせたのは、日本の夜を意味する「ラニュイ　ドゥ　ジャポン」。
わさびとしそ入り。わさびだけマツコが当てていましたね。

土屋公二のショコラのお取り寄せは
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■【西武・そごうeデパート】土屋公二（ミュゼ ドゥ ショコラ　テオブロマ）のショコラ
■【楽天市場】土屋公二のショコラ
■お取寄せ専門サイト【おとなの週末】土屋公二のショコラ
■【Yahoo!ショッピング】土屋公二のショコラ

アルノー・ラエール

「トリュフ ソルティレージュ」
ブルターニュ産の塩入りで、マツコの手が止まらなくなっていました。

伊勢丹の「バレンタインキャンペーン2016」特集で「アルノー　ラエール」を検索すると見つかります。
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オリヴィエ ヴィダル

「アソート エスカルゴ プラリネ」。マツコはミルクのほうが気に入っていました。「優しい味」とぞっこん。

三越・伊勢丹それぞれの「バレンタインキャンペーン2016」特集で「オリヴィエ ヴィダル」を検索すると見つかります。
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フィリップ ベル

「ショコラ業界一の愛妻家」と楠田さんが紹介していました。
「FB」と書かれた「ナチュール」をマツコは食べて「一番好きかも」と。

なお、フィリップ・ベルと、フィリップ・ベルナシオンはどちらも有名なショコラティエですが、別人ですので、おまちがいなく。

伊勢丹の「バレンタインキャンペーン2016」特集で「フィリップ ベル」を検索すると見つかります。ベルナシオンのショコラも混じってしまうことがあるので、注意！
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■【楽天市場】フィリップ・ベル

クリスティーヌ・フェルベール

「今回は持ってこられなかった」と楠田さんが言っていましたが、コンフィチュールの魔術師。

昨年はバレンタインシーズンだけで売り切れるショコラの入ったコンフィチュールを買って楽しみました。ショコラもフルーツの使い方がとても上手です。

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■伊勢丹オンラインストア　TOP※「伊勢丹のバレンタイン」タブをクリックしてから検索窓に「フェルベール」と入力して検索すると、フェルベールのチョコレートが見つかります。
※「伊勢丹オンラインストア」タブをクリックしてから検索窓に「フェルベール」と入力して検索すると、フェルベールのコンフィチュール（ジャム）が見つかります。※

ジャン＝ポール・エヴァンの代表作「コスタリカ」は進化し続けています

ジャン＝ポール・エヴァンがそのロゴを刻印している「コスタリカ」は、彼の代表作。
このショコラはGoogle+バレンタイン特別企画「チョコレートに口説かれたい」の公開放送収録でいただいたもので、フランス菓子研究家の大森由紀子さんが特に選んだショコラ。

大森さんによれば、ショコラティエやパティシエは自分の代表作を持っていて、それを何年も出し続けますが、実はずっと出していても、時代に合わせてマイナーチェンジはしているんだそうです。

この「コスタリカ」もかつてはオレンジリキュールを使っていましたが、いまはオレンジのピュレを混ぜ込んで作っています。水分であるオレンジのピュレと、油分であるカカオバターをうまく混ぜ合わせて乳化させる技は、ジャン＝ポール・エヴァンの秘密のテクニック。

ところで…ジャン＝ポール・エヴァンの名誉のために、まず上の写真のショコラについて、一言。
粉だらけですが、それはわたしが公開放送収録の場で食べるべきショコラを乱暴に持ち帰ったせいで、他のショコラのかけらがついたせいです。

このショコラを紹介する際に、大森さんが
「空輸されるチョコレートは扱いによってはブルームが起きることがありますが、ジャン＝ポール・エヴァンは管理がよく、ブルームを見たことはありません」とおっしゃっていました。

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伊勢丹、三越それぞれの「バレンタインキャンペーン2016」特集の中のブランド一覧に、ジャン ポール・エヴァンがあります。
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初出：2013.2.9　更新：2016.1.12

ジャン ポール・エヴァン「アニヴェルセル」はカシスとマロンのハーモニー

フランス語で「記念日」を意味する「アニヴェルセル」と名づけられたジャン ポール・エヴァンのショコラ。

カシスを加えたパートドゥマロンとマロンムースの二層が閉じ込められています。

口に入れて、まず感じるのはカシスの酸味。しかし、その後、舌に残るのはマロンの濃厚さ。さっぱりしているのに、濃厚という不思議な味わいでした。

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ジャン ポール・エヴァンとは

1957年生まれ。（わーおっ！わたしと同い年だわ）
1971年、14歳の時から3年間『ラバル製菓学校』で学び、1975年にホテル インターコンチネンタルでパティシエとしてのキャリアをスタート。1976年から『ホテル・ニッコー・ド・パリ』においてジョエル・ロブション氏の下で修行を積みます。
その後、来日して、当時日本に上陸してまだ数年だったフランス菓子ブランド『ペルティエ』のシェフパティシエを務めます。

1983年に「国際チョコレートコンクール」で優勝し、1986年には「M.O.F（フランス国家最優秀職人）」を受けました。

日本で仕事をした経験があったジャン＝ポール・エヴァンは、海外初の店舗として、2002年9月、「ジャン＝ポール・エヴァン伊勢丹新宿店」を開店。スタイリッシュなブランドイメージもあって、男性からも人気を得て、高級チョコレートの先駆けとして、ブランドを確立させます。

伊勢丹新宿店と東京ミッドタウン店では、イートインでジャン＝ポール・エヴァンのショコラスイーツを楽しむこともできます。

新宿伊勢丹の毎年の「サロン・デュ・ショコラ」ではいつも一番大きなスペースを取って、その芸術的ショコラが展示されています。

わたしも時々、こちらでショコラを食べたり、アイスクリームを楽しみます。

【伊勢丹】サロン・デュ・ショコラ 2019

ジャン ポール・エヴァンのお取り寄せは
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伊勢丹、三越それぞれの「バレンタイン」特集の中のブランド一覧に、ジャン ポール・エヴァンがあります。

【三越】日本橋三越本店のバレンタイン 2019

【三越】銀座三越のバレンタイン 2019

ジャン ポール・エヴァンのショコラは、素材の食感と香りを生かした味わい

ジャン・ポール・エヴァンのショコラやケーキ、マカロンが並ぶショーケースを前に迷いに迷うわたしに、店員さんが「どんな味がお好みですか？」と聞いてくれました。
「ナッツ系がすきなんです」と伝えると、勧めてくれたのが、バレンタイン限定の「ルージュ・クール」。

上下二層に分かれていて、アーモンドのプラリネとヘーゼルナッツのクリームの食感と香りが楽しめます。
プラリネは、ローストしたアーモンドにカラメル状になるまで煮詰めた砂糖をからめたものがベースで、それを粒状に砕いたものと、粉砕してペースト状に加工したものがあるんですが、わたしはペースト状のものしか知らなかったので、食べたとき 「え？　カラメルがカリカリしている！」 と驚きました。

そのカリカリッとした食感と、とろりとしたヘーゼルナッツのクリームの食感、加えて、それぞれのナッツの香ばしい香りがあいまって、1粒で幾通りもの幸せな瞬間を感じることができました。

いろいろジャン・ポール・エヴァンに関する記事を読んでいくと、これが彼の本領のよう。素材をテイスティングしては、それをどう生かすと自分が満足できる味ができるかをクリエイトしていくショコラティエ。

バレンタイン時期の大騒ぎ一段落したら、ジャン・ポール・エヴァンのチョコレートをいろいろ試してみようかと思いました。

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 初出：2009.1.26　更新：2016.1.12