クリスチャン・カンプリニの「タルト・シトロン」の中身は、プラリネサブレとモントレ産レモンジュレとレモンガナッシュ。
口の中でまずレモンの爽やかな酸味が広がるのですが、あまりジュレの食感はなく、たぶんガナッシュに練りこまれている感じ。プラリネサブレは下の層。サクサクとした食感が楽しく、まさにレモンタルトを食べている味わいでした。
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クリスティアン・カンブリニの「ジャンドゥジャ・スペキュロス」はスパイシーな味、サクサクッの食感が癖になるショコラ。わたしは大好きな味でしたが、苦手なひとは苦手そう。
「スペキュロス」入りの「ジャンドゥジャ」のショコラなんですが…。
「スペキュロス」とはシナモンなどのスパイスが効いた、かりっとした食感のビスケットで、ベルギーの代表的なお菓子のひとつです。
て「ジャンドゥジャ」はプラリネに、スイートチョコレートなどを加えて練ったもの。
さらに「プラリネ」とは、ナッツをカラメル化したもの、あるいはナッツのペーストと砂糖を練ったもののこと。
つまりナッツのキャラメルにスイートチョコを加えたものに、スパイシーなクッキーを混ぜ合わせたものってことになりますね。
なので、ナッツとスパイスと、サクサクっとした食感とカリっとした食感がひとつになった不思議な味と食感なんですよ。
クリスティアン・カンブリニは、フランスでも数少ないショコラティエのM.O.F.(フランス国家最高職人)の一人。
その「ガナッシュ・マダガスカル」は、原料のショコラの味わいを大事にしたショコラ。マダガスカルと言えば、あの楽しいアニメが思い浮かぶ人もいるかもしれませんが、カカオ豆の名産地として知られています。そのマダガスカルのオーガニックなカカオ豆で作ったガナッシュです。
固めのコーティングの下に潜んだガナッシュは、甘み、酸味、苦味がそれぞれ感じられるバランスのいい味でした。
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