チョコレートの歴史を作ったリンツは、ミルクチョコレートのメッカ、スイスの老舗チョコレートメーカーです。
ショコラのなめらかな口どけを生み出したリンツ
チョコレートの歴史にはいくつかエポックメイキングなできごとがありますが、そのひとつがリンツによるコンチング技術の誕生です。
コンチングとは高温で何時間もかけてチョコレートを練り、余分な水分や油分を飛ばし、なめらかな口どけを生み出す作業で、ショコラづくりの非常に重要な工程です。
1879年にロドルフ・リンツはがこの技術を発明するまでは、チョコレートはもろく、きめも粗く、さらに形を整えるのが非常に大変でした。リンツのこの発明は画期的な発明であり、現在のショコラの口どけや風味はこの発明によって可能になりました。
代表商品は「リンドール」
リンツといえば、なんといっても有名なのがリンドール。
リンドールはなめらかな口溶けのフィリング（中身）が入ったショコラです。1949年に誕生したときは、タブレット型チョコレート、つまり板チョコでしたが、1967年にクリスマス特別版として、ボール形の「リンドール」が誕生、評判を呼び、やがてこのボール型が「リンドール」の定番になりました。
スイスの国花エーデルワイスをモチーフにしたレース模様の包み紙に包まれたリンドールの味はいろいろ。ミルク、ヘーゼルナッツ、オレンジ…。
さまざまな味のリンドールが詰められた、かわいらしいパッケージはギフトに人気です。
