イヴ・チュリエス氏は、1938年、南仏タルヌ県のコルド村でパン屋の息子として生まれました。
イヴ・チュリエス氏自身が対談で語っていますが、幼い頃、お母さんと毎週朝市に行き、帰りにはパティスリーに立ち寄っていたそうです。ある日、買ってきたフルーツ入りのブリオッシュやミルフィーユを見て、お父さんが同じものを作ろうとしたものの、うまくできず、それを見たイヴ・チュリエス氏は、大きくなったら、お父さんにはできなかったそれを作れる人になって、お父さんを喜ばせたいと思ったこと、それがパティシエという職業を意識し始めたきっかけとのこと。
(出典:「SUPER SWEETS」)
14歳からフランス各地で料理やお菓子づくりの修業をして、1968年には師匠からパティスリーを師匠から受け継ぎました。
1976年には「製菓・惣菜」と「糖菓・アイスクリーム」の2部門でM.O.Fを獲得するという、菓子業界で初の偉業を達成しました。
1980年に4つ星ホテル「ル・グラン・エキュイエ」のオーナーとなり、料理やお菓子作りの腕を振るって、世界の王室、皇室や首脳陣を迎え入れています。日本の天皇陛下、皇后もお泊りになって彼の料理を食べています。
イヴ・チュリエスは他人に技を伝えることにも熱心な人で、書籍や雑誌「チュリエスマガジン」を通じて、広めています。中でも1977年に出した『料理百科全書(Encylopédie Culinaire)』は二十年以上に渡って新しい巻が出されており、いまでは世界のフランス料理人のバイブルとなっています。多くの料理人、パティシエ、ショコラティエにとって、神のような存在です。
彼のショコラには、この『料理百科全書』を模した箱に入った「チュリエス事典」という商品シリーズがあります。
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初出:2014.1.30 更新:2016.1.12