ジャンドゥーヤとは、カファレルが作り出したチョコレートの種類のひとつ。特徴は、カファレルのあるピエモンテ地方の名産品ヘーゼルナッツをペーストにして混ぜて、当時不足していたカカオ豆に一部代えたこと。ナッツ好きにはたまらないチョコレート。
ジャンドゥーヤと言えば、三角柱の形のチョコレートをホイルで包んであるのが定番。
実はジャンドゥーヤは最初は異なる商品名でしたが、カファレルが売り出しのときに、イタリアの喜歌劇の有名キャラ、ミスター・ジャンドゥーヤに配らせたことから、後日つけられた名前です。そして、あの形はミスター・ジャンドゥーヤの帽子の形です。
チョコレートは保存が効く食べ物と思われがちですが、本当は周囲のにおいを吸着したり、空気に触れて酸化してしまう生鮮品。酸化などを防ぐために、ホイルで包んでいます。カファレルがジャンドゥーヤをホイルで包んだことが、現在のチョコレートをアルミホイルで包む習慣の始まりとも言われています。
つまりジャンドゥーヤの製法も、名前も、形も、パッケージも、すべてカファレルが生み出したもの。いまではチョコレートのジャンルとして定着、いろいろなメーカーが作っていますが、やっぱり元祖はいろいろちがいます。</p
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独自製法だから独特の滑らかさ
ジャンドゥーヤはいろいろなショコラメーカーで作られるようになりましたが、カファレルのジャンドゥーヤは格別。
なぜなら、まず使うヘーゼルナッツがピエモンテ産。ピエモンテ産のヘーゼルナッツは、世界の中でも品質において飛び抜けています。
ジャンドゥーヤには、ヘーゼルナッツペーストが30%近くも含まれていますが、この高い割合を実現させているのもカファレル独自の製法。
ショコラは一般的に型に入れて成型します。でもカファレルのジャンドゥーヤは、型を使わず独自の押出成形されています。だから、あの独特な滑らかな舌触りが実現します。
そして、すぐにホイルで包んで、空気を遮断、鮮度を保っています。
カファレルのジャンドゥーヤには味も数種類
カファレルのジャンドゥーヤはスタンダードなものだけでなく、いくつか種類があります。
通年販売されているのは、金色のホイルに包まれたスタンダードなジャンドゥーヤと、銀色のホイルに包まれたビター。
スタンダードなジャンドゥーヤはかなり甘めなので、仕事の根を詰めて「脳に糖分が足りない!」ときのおすすめ。
甘いチョコが苦手なわたしの好みは銀色のビター。ビターと言っても、決して苦くはなく、「スタンダードに比べれば、甘さ控えめ」くらいの感じです。
その他の味はときたま登場するくらいですが、今シーズンは珍しく2種類。
ひとつがオレンジのホイルに包まれているオレンジ ア・マレット、もうひとつが茶色のホイルに包まれたダークアマレット。
なお、赤地にハートが飛んでいるのはバレンタインデーシーズン限定の包装で、中身はスタンダードなジャンドゥーヤです。
その他に、中身はスタンダードなジャンドゥーヤでホイルだけいろいろな色のレインボージャンドゥーヤや、イタリア国旗カラーのホイルに包まれたイタリーフラッグジャンドゥーヤなどもあります。
ちなみに上の写真の巨大な金色のジャンドゥーヤはは先日、カファレルの日本代理店、山本商店さんのセミナーで撮影させていただいたジャンボなジャンドゥーヤ。
重さは10キロ、通常のジャンドゥーヤの1000倍です。
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