クリストフ・アダン(Christophe Adan)氏はショコラティエというよりも、ショコラも作るパティシエ。
彼を有名にしたのはエクレアです。
エクレアはフランスでは国民的なスイーツで、定番のお菓子。シュークリームの皮を細長い形に焼いて、中にクリームを詰めて、上にチョコレートかモカ衣をかけて仕上げたお菓子です。
それまで、チョコレートかモカだけだったエクレアに新しい風を送り込んだのが、クリストフ・アダンです。
フランスの高級食料品店「フォション」の洋菓子担当エグゼクティブシェフをしていた2004年、初めてのカラフルなエクレア「オレンジ・エクレア」を産み出します。おしゃれなエクレアはたちまち話題と人気を呼びました。
2012年12月、パリはマレ地区にエクレア専門店「レクレール・ドゥ・ジェニ」をオープン。以降、次々にパリ市内に店舗を増やし、さらに日本2014年に進出、高島屋数店舗で展開しています。
■【高島屋】L'ECLAIR DE GENIE(レクレール・ドゥ・ジェニ)
クリストフ・アダンの作るエクレアやショコラは、フランスらしく、かなり甘めです。日本では日本人好みに甘さを抑えているとのことですが、それでも甘めです。
2017年のバレンタインデー向けショコラは下の写真のショコラです。
クリストフ・アダン(Christophe Adan)氏はツイッターをやっており、フォロワー数は10万人以上。
わたしがうかがった高島屋のメディア向けイベントでも、クリスマスケーキのデコレーションの実演後、クリストフ・アダン氏自身がスマホで、ケーキを撮影していました。
■クリストフ・アダン氏の略歴
1972年9月27日、フランス ブルターニュ地方の港町コンカルノーに生まれました。ブルターニュはバターの名産地で、こどもの頃からクレープやキャラメルが食卓に並んでいたとか。
15歳でシェフになることを決意して、ロンドンのミシュラン3つ星フレンチレストランである「Le Gavroche(ル・ガヴローシュ)」で修業スタート。
「Hotel de Crillon(ホテル デ クリヨン)」では、フランスを代表するパティシエ、クリストフ・フェルデール氏の下で3年間学びます。クリストフ・フェルデール氏といえば、2015年にはアンリ・シャルパンティエと コラボした「アンリ・シャルパンティエ エ クリストフ・フェルデール」で出展して話題を呼びましたね。
スイスはローザンヌの豪華ホテル「Beau-Rivage Place Lausanne(ボー リヴァージュ パレス)」で初めてシェフにを務めます。
1996年、フランスの高級食料品店「フォション」に入社、ピエール・エルメ氏やセバスチャン・ゴダール氏の下で修業を積み、2001年、フォションのシェフ・パティシエになりました。
2004年には洋菓子担当エグゼクティブシェフになり、カラフルなエクレアを開発します。
2011年、フォション社から独立して、2012年12月、パリはマレ地区にエクレア専門店「レクレール・ドゥ・ジェニ」をオープンしました。
日本には2014年に進出して、高島屋各店で展開、ソウルや香港にも店を構えています。
2015年9月、、フランスのパティシエおよびショコラティエの協会「ルレ・デセール」の最優秀パティシエ賞を受賞しました。
■【高島屋】L'ECLAIR DE GENIE(レクレール・ドゥ・ジェニ)